こんにちは!お住まい守り隊です!
火災保険の保険金を申請する際に、一つの壁として
「火災保険の申請の仕方ってどうやるの?」
という悩みがあるかと思います!
面倒だから後回し後回しとなってしまい、被害発生から3年が経過して請求できない!という事例もみかけます。。
そういった経験をする方を減らすために、今回は火災保険の申請のやり方を解説します!
火災保険の申請には自分で記入するものと業者に依頼して書類を作成してもらうものに分かれます。
本記事では自然災害などで被害に遭った場合にどのように火災保険の申請をするのかを解説するとともに、申請手順と注意点についても詳しく解説しています。
火災保険の申請をする場合にぜひ、参考にしてみてください。
火災保険申請に必要な書類
まず保険会社に火災保険の申請をするためには、以下の5つの書類が必要になります。
- 保険金申請書(請求書)← 自分で用意
- 事故内容報告書 ← 自分で用意
- 罹災証明書 ← 自分で用意
- 修理の見積書
- 物件と被害状況確認用の写真
それぞれ詳細を確認していきます。
保険金申請書(請求書)
保険金請求書とは請求者の氏名や住所、火災保険の保険証番号などの情報を記入する書類をいいます。
保険金請求書は保険会社に問い合わせをして、取り寄せします。
保険会社によっては公式サイトでダウンロードすることもできるので早めに手元に置いておきましょう。
事故内容報告書
事故内容報告書とは被害状況を記載する書類をいいます。
被害に遭った状況、修理費用の見積りなどを記入します。
保険金請求書の場合と同様に保険会社に連絡することで一緒に送られてくるか、公式サイトからダウンロードします。
罹災証明書
罹災証明書とは自然災害で受けた家屋の被害を公的に証明する書類です。
罹災証明書は火災保険の申請のほかにも各種の被災者支援制度を活用する際に必要になります。
申請手続きはお住まいの各市町村の自治体の窓口で行い、約1~3週間程度で交付することができます。
修理の見積書
修理の見積書とは修理業者などの専門業者に依頼し、被害の復旧にかかる修理費用が書かれた書類をいいます。
保険会社にとって見積書は保険金をいくら支払うか決める判断材料にするため、保険金を請求する前に準備する必要があります。
物件と被害状況確認用の写真
物件と被害状況確認用の写真は保険会社が実際の被害状況を確認するために必要な書類です。
被害状況がどれくらいなのか、また見積書の金額が適正なのかなど保険会社が保険金を支払う上で重要な資料となります。
そのため被害状況の全体を撮った写真や被害箇所を撮った写真など5枚以上必要になります。
自分で用意する書類は3つ
必要な書類5つのうち自分で用意するものは以下の3つで、残りの2つは業者に依頼します。
- 保険金申請書(請求書)
- 事故内容報告書
- 罹災証明書
それぞれの書き方や発行手続きについて詳しくみていきましょう。
保険金申請書(請求書)の書き方
参考資料:https://saigaisupport.com/flow-documents/
保険金申請書(請求書)を記入する際に保険証券が必要です。記入前に用意しましょう。
もし、紛失したなどで手元にない場合は保険会社に問い合わせることで対応してくれます。
保険金申請書(請求書)の申請は火災保険の契約者が行います。
氏名・住所・連絡先などの必要事項を記入し、押印します。
契約者本人以外が申請する場合は「戸籍謄本」が必要になることがあり、必要な書類は各保険会社によって異なる場合があるので確認するようにしてください。
そのほかにも、契約している火災保険の証券番号などを記入します。
他にも火災保険を複数加入している場合は、他社の保険会社名などを記入します。
火災保険は複数加入していても損害額の上限内でしか支払われません。
そのため損害額を各保険会社で按分する形を取ります。
事故内容報告書の書き方
参考資料:https://saigaisupport.com/flow-documents/
被害に遭った日時のほか被害の状況を記入します。
自分で記入するのが難しいと思った場合は火災保険申請サポートへ依頼することで、本人の代わりに被害写真や状況説明の書類を作成してくれます。
被害に遭った箇所と修理費用を記入します。
修理費用は業者に見積書を作成してもらい、その金額をそのまま記入していきます。
被害の平面図(間取り図)は簡単に、被害箇所には色を付けたり、斜線を引いたりして分かりやすく記入します。
また被害状況確認写真がどの方角から撮ったものなのかを矢印で表しましょう!
罹災証明書の発行手続き
参考資料:https://saigaisupport.com/flow-documents/
罹災証明書の発行手続きに必要な書類は以下の4つです!
- 罹災証明申込書
- 被害状況確認用写真
- 印鑑
- 本人確認書類(運転免許証など)
罹災証明申込書は各自治体の窓口に置いてあります。
また公式サイトよりダウンロードすることもできます。
被害状況確認用写真は確実に申請するためにも、修理業者に依頼したものを提出しましょう。
さまざま写真が複数枚必要な場合があるので、いくつか準備しておきます。
火災保険の申請方法と手順
必要な書類の申請方法と手順についてみていきましょう。
ステップ1:保険会社に連絡
保険証券を準備し、保険会社や代理店に連絡します。
被害に遭った日や被害状況など保険会社の質問に回答した後、保険金請求書、事故内容報告書を送ってもらいます。
ステップ2:修理業者に見積書などを依頼
修理見積書、物件・被害状況の写真は修理業者や火災保険申請サポートなどに連絡し、用意してもらいます。
ステップ3:保険会社への必要な書類を提出する
下記の書類が揃ったら、保険会社に提出します。
- 保険金請求書
- 事故内容報告書
- 罹災証明書
- 修理見積書
- 物件・被害状況の写真
ステップ4:保険会社による審査
保険会社は提出された書類を基に審査します。
書類だけでは判断できない場合は鑑定人による現地調査を行い、被害の状況を確認します。
ステップ5:審査結果
保険会社から審査結果が通知されます。
認められた場合は1週間ほどで保険金が振り込まれますが、認められない場合や減額される場合もあります。
場合によっては追加書類を提出して再度申請するなどの対応していきます。
申請する際の注意点
被害に遭ったらすぐに火災保険の申請を行うことが大切です。
申請の先延ばしをすることで被害なのか経年劣化したものなのかを区別されにくくなり、認められない可能性がでてきます。
また、鑑定人が現地調査に来た場合にはしっかりと被害状況を説明することが重要になってきます。
経年劣化していても、原因が自然災害などであれば補償の対象となることがあります。
まとめ
ということが理解できましたでしょうか?
ここで、一度おさらいをしておきましょう!
この記事のおさらい!
- 火災保険申請に必要な書類は5つ
- 自分で用意が必要な書類は3つ
- 被害にあったら先延ばしにせずすぐに申請する
火災保険の申請書の書き方について解説してきました。
必要な書類には業者に依頼する必要があり、確実に行うためにもまずはきちんと見積書を出してくれる信頼できる業者に依頼することが大切です。
また被害に遭った場合は放っておかずに、素早く行動に移すことが重要になってきます。まずは保険会社などに相談してみましょう。
この記事が火災保険を請求する際にお役に立てれば幸いです。