火災保険 火災保険申請

【知らないと損をします】火災保険がおりない7つの理由 !

お住まい守り隊

こんにちは!お住まい守り隊です!

長年にわたって保険料を支払ってきた火災保険・・・
それをいざ利用しようとすると、保険会社から保険金がおりない旨の通知があったらどうしますか?

「火災保険をあてにしていたのに自宅の修理には大金がかかってしまう。。」

とショックとともに家計にも大きなダメージです。

ですが、こうしたケースは意外と多くあります。
そこで今回はそういった事態にならないように火災保険がおりない理由について解説していきます。 

いざというときに困らないようしっかりと頭に入れておきましょう!

補償対象でも火災保険がおりない理由 

まずは補償対象であるにもかかわらず、火災保険がおりないケースです。

このケースに該当する のは、保険会社が定める約款や基本的なルールに被保険者が従っていないことが多く見受けら れます。

中には法令違反をしているようなケースも。補償対象なのに火災保険がおりない理由を みていきましょう。 

故意、重大な過失、法令違反による損害 

まず一つ目は、故意、重大な過失、法令違反による損害になります。

例えば、自ら火をつけた場合や自分で手を加えて被害を大きくした場合などが考えられます。
放火の場合はそもそも犯罪であり、重大な法令違反です。

自ら火をつけているので故意に損害を与えたことになります。
このような場合、当たり前ですが火災保険を受け取ることはできません。

これは火災保険に限らず、法令やルールを逸脱して利益を得ることは許されないことです。

損害の原因が3年以上前の災害によるもの 

二つ目は、損害の原因が3年以上前の災害によるものです。

補償対象になるような損害であっても3年以上前の災害によるものである場合には火災保険がおりないことがあります。

例外ではありますが、東日本大震災の際のように3年を超えても請求できることも場合もあります

基本的に三年以上経ってしまうと、保険金の請求の難易度がグッとあがってしまうので、
このような請求漏れを防ぐためにも保険金の請求は早めにしましょう。

免責金額に満たない損害 

最後に、免責金額に満たない損害の場合です。

軽微な損害の場合は保険金がおりないこともあります。

これは免責金額といい、その金額に満たない損害については補償されないのです。

あまりに軽微な損害までカバーしていると調査事務手続きが煩雑になってしまいます。

このため、多くの保険会社では免責金額を設定しています。

補償対象ではないため火災保険がおりない理由 

利用者側、つまり被保険者側が補償対象と思っていても、

実は火災保険の対象外だった。。。

という場合も多々あります。

火災保険で建物の損害は何でも補償してくれると被保険者側は思いがちです。

約款やガイドラインをきちんと読み込むと、対象外の災害も意外とあります。

ここでは、そもそも補償対象ではないために火災保険がおりない理由をあげてみました! 

経年劣化による損害

建物は新築時がもっとも価値が高く、時間の経過によりその価値が下がっていきます

建物を利用していると、様々なところが傷んでくるものです。こうした経年劣化による損害は火災保険の対象外です。

経年による損害は所有者側が負うべきリスクなのです。

火災の損害と一緒に経年劣化による損害もあわせて請求するケースもありますが、ほとんど否認されてしまいます。

地震、噴火、津波による損害

意外なのは、地震も対象外なのかと思う人もいることでしょう。

東日本大震災をはじめ日本各地で地震は起こります。

地震や噴火、津波といった災害は非常に大規模な災害です。

このため、こうした災害を補償しようとすると保険会社が破綻してしまいます。

現在の日本では地震保険として火災保険とは別の保険です。

保険料は火災保険よりも割高で補償額も建物価格の3割程度にとどまっています。

施工不良による損害 

建物は施工が悪いと雨漏り、家の傾きなどの生活や建物の存続を脅かすようなトラブルに発展します。

ですが、こうしたトラブルも火災保険は対象外です。

火災保険はあくまで突発的な損害を補填するための保険です。

施工不良は建物瑕疵担保責任保険などがカバーしています。

新築建物であればこうした保険に加入しているケースも多いものです。

すり傷等の外観上の損傷

建物も何年も経過していると、外壁にすり傷などの損傷が目立つこともあります。

これは見映えのうえでは確かによくありません。

これを火災保険で直したいところですが、これも火災保険の適用外です。

こうした外観上のキズは経年劣化に属するものがほとんどになります。

先ほどみたように経年劣化による損害に火災保険は利用できないのです。 

契約時の書類は目を通しておこう 

これまで7つの火災保険がおりないケースとその理由をみてきました。

保険を利用する段階で火災保険がおりないのは致命的です。

そうならないために事前に契約内容を確認しておく必要があります。

保険の約款はとても細かいのでなかなか読もうと思っても読み切れないものです。

パンフレットや重要事項説明書には保険の適用範囲や適用範囲外の事象などが記載されています。

こうした情報に目を通してどんな場合に火災保険がおりるか確認しておきましょう! 

まとめ

多くの人が知らない火災保険がおりない理由について理解できましたでしょうか?

ここで、一度おさらいをしておきましょう!

この記事のおさらい!

  • 補償対象でも火災保険がおりない理由 
  • 補償対象ではないため火災保険がおりない理由 
  • 契約時の書類は必ず目を通す 

火災保険をはじめ保険は万一の際に金銭的な補償を受けられる制度です。

補償を期待していたのに保険金がおりないのは大きな損害となります。

そうならないためには保険の適用範囲をしっかりと把握しておき、万一被害が発生した場合には請求期間内に速やかに請求することです。

本来火災保険は強い味方になります。

味方に存分に働いてもらうにはその性質をよく理解しておくことが必要なのです。

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