こんにちは!お住まい守り隊です!
検索エンジンに「火災保険申請代行」と入力すると、「違法」「詐欺」といった物騒な検索ワードとともにでてきます。
こうなると「火災保険申請代行は違法なのでは」と考えてしまうものです。
ですが、この火災保険申請代行は使いようによってはとても便利なサービスです。
今回の記事では、火災保険申請代行が違法行為になる場合とトラブルになりやすいケースについてみていきます。
完全に代行するには弁護士資格が必要
火災保険に限らず、保険金の申請を代行するには弁護士や行政書士などの資格が必要です。
無資格者が代行をしようとすると「非弁行為」といった違法行為に問われます。
その意味では火災保険申請を完全に代行してしまうことは弁護士などをのぞいてはできないのです。
一般的に弁護士資格などを持つ代行サービスは少ないので、完全に火災保険申請を代行することは容易ではありません。
申請のサポートは違法ではない
火災保険申請代行業者がすべて違法かというと、そうではありません。
火災保険申請代行のうち書類の作成やアドバイスなどの申請サポートを行なうことは合法的な行為です。
ほとんどの火災保険申請代行業者はきちんと法律を守って営業をしています。
彼らのホームページを確認すると、営業範囲とできない行為について記載されている業者もあります。
火災保険申請代行が違法になるケース
大半の火災保険申請代行業者は法律を守って営業をしています。それでも一部には不心得者がいるのも事実。
これら一部の悪質業者は違法行為と知りつつ違法な営業を行なっています。
彼らの営業行為のうち、どんなことが違法になるかを知っておけば、引っかかることもありません。
火災保険申請代行が違法になるケースをみていきましょう。
弁護士資格を有していない人が代行
弁護士資格や行政書士の資格を有していない人が火災保険申請代行を完全に行ってしまうと、非弁行為として違法です。
この非弁行為は単なる事務処理は含まれません。
多くの火災保険申請代行業者はこの事務処理までを営業範囲としています。
判断事項や交渉事項が入っていると非弁行為に該当する可能性が高まるのです。
給付金額について交渉すること
交渉行為が含まれると非弁行為に該当する可能性が高まります。
これは給付金額について交渉 することもその範囲です。
例えば給付金が1,000万円だった場合、これを本人が交渉して値上げをすることは問題ありません。
これを保険申請代行業者が委託を受けて行うことが問題なのです。
火災保険申請代行は無料でも工事が必須
「保険申請代行手数料無料」といったキャッチコピーがネットなどに掲載されることもあります。
これでは業者側の儲けがないことに。ところがこれが悪質な業者の手口なのです。
手数料は無料でも修繕工事などは必ず行なわなければいけないですよ
といった契約を持ちかけてきます。
これは独占禁止法にも抵触する可能性がある違法行為です。
虚偽申告
最後は詐欺罪になりかねないケースです。
経年で壊れた箇所も火災の被害に遭ったことにする、故意に建物を損壊するといったことが該当します。
これは不当に火災保険を受け取ろうとする行為で詐欺罪が成立するのです。
虚偽申告は保険業務の中でももっとも行ってはいけない行為です。
たとえ業者側から持ちかけられても拒否することが必要です。
火災保険代行業者と依頼者がトラブルになるケース
直ちに違法とまではいえなくても、火災保険申請代行業者と依頼者がトラブルになるケースもあります。
その多くは悪質な火災保険申請代行業者によるものです。
典型的な事例を知っておくだけでも、不要なトラブルに巻き込まれる可能性が少なくなります。
火災保険代行業者と依頼者がトラブルになるケースをみていきましょう。
契約書や説明がない
世の中契約社会で、高額の保険金や費用が発生するものには契約書が欠かせません。
ところが満足な説明もないまま、契約を締結することもあります。
ひどい場合だと契約書そのものがないケースもあります。
業者側は保険契約に先立って重要な事項について説明する義務があります。
トラブルの元となるのでしっかりと確認をしましょう。
飛び込み営業や電話営業からの成約
平日の昼間や休日などに自宅に飛び込み営業をかけてくる業者もいます。
また電話による営業をしてくる業者もあるものです。
しかし、これらの業者がすべて悪質とは言い切れません。
それでもこうした営業をしてくる場合、十分な説明もないままに契約を結ぶこともあります。
こうした営業行為からの契約には注意が必要です。
「リフォーム実質0円」の営業トーク
補助金などを使ってリフォーム代を実質0円にしませんか??
こんな営業トークで火災保険申請を代行する業者もいます。
しかし、よっぽどのことがない限りこんな都合のいい話はありません。
契約後に何らかの理由をつけて追加料金を請求してくる可能性が高いと言えます。
こうした都合のいい話には裏があると思って慎重に対処しましょう。
まとめ
火災保険申請という行為が違法ではないということが理解できましたでしょうか?
ここで、一度おさらいをしておきましょう
この記事のおさらい!
- 火災保険申請代行は違法ではない
- 火災保険申請代行が違法になるケースがある
- トラブルに巻き込まれる可能性がある悪質な業者に気を付ける
火災保険申請代行は上手に利用すれば便利なサービスです。
こうした申請業務は非常に面倒なものです。
「代行してくれるなら少々の手数料を払ってもよい」という人もいます。
ただ、火災保険申請代行業務は今回開設したようなことを行うと違法行為となることもあります。
こうしたことを知ったうえで、優良な火災保険申請代行業者を探しましょう。
お住まい守り隊では、おすすめの火災保険申請代行業者を紹介しています!